ボシュロムは世界で初めてソフトコンタクトレンズを製品化したメダリストブランドで使い捨てコンタクトレンズを販売しているレンズメーカー
ボシュロムはメダリストブランドで使い捨てコンタクトレンズを販売しているメーカーです。
1853年にドイツからの移民 J.J.ボシュが米国ニューヨーク州ロチェスターに開いた小さな眼鏡店から始まりました。以来、眼鏡・光学関連の分野で高い技術力に基づく製品を送り出し、150年を経た現在では、コンタクトレンズや眼科用医薬品・手術機器などを中心に世界100以上の国々においてビジネスを展開するグローバル企業に成長。“確かな視界で快適な暮らしを”をスローガンに、世界中の人々の目の健康に貢献しています。
ボシュロムは世界で初めてソフトコンタクトレンズを製品化
1960年、社名をBausch & Lomb Optical CompanyからBausch & Lomb Incorporatedに変更するとともに、眼科部門と科学機器部門を設立しました。そして、1960年代半ばにボシュロムは、ウィリアム・ボシュが光学ガラスの製造を決定して以来の、会社の歴史においても非常に大きな決断をすることになります。
ボシュロムは、戦前からあったハードコンタクトレンズに代わる新しいテクノロジーとして登場してきたソフトコンタクトレンズに注目し参入を決定、研究開発に取り組み始めます。
そして、HEMA(ヒドロキシエチルメタクリレート)という水分を含んで柔らかくなる樹脂素材を使ったソフトレンズの開発に着手。多額の資金投入と数年間にわたる研究開発の末、実用レベルのソフトコンタクトレンズ「Soflensコンタクトレンズ」を開発し、1971年FDA(アメリカ食品薬品局)の認可を得るのです。
発売から3年を経た1974年には100万人がSoflensを使用しているほど、圧倒的な支持を得て市場を席巻。すぐに競合他社が現れましたが、世界で最初にソフトコンタクトレンズを製品化したボシュロムの技術的優位性は簡単に打ち破られるものではなく、常に業界のトップをリードし続けました。
この成功でボシュロムは、アメリカを代表する企業の紳士録ともいえる「フォーチュン500」にも名を連ねます。