海外で販売しているコンタクトレンズを輸入して使用する場合では高度管理医療機器販売許可が必要ない
使い捨てコンタクトレンズをはじめとして、コンタクトレンズは高度管理医療機器に分類されます。
したがって、コンタクトレンズを販売するためには許可が必要になってきます。ですが、海外から輸入する場合や、度なしのファッションカラコンなどは許可がなくても販売できることになっています。
この法律の差によって、海外で輸入されるコンタクトレンズは処方箋が必要なく購入できたりするわけです。
高度管理医療機器販売業許可について
平成17年4月より薬事法第39条第1項の規定により、コンタクトレンズは高度管理医療機器販売許可を受けなければ、販売ができなくなりました。これは一般のコンタクトレンズ販売店でもコンタクトレンズ通販店でも同じです。
国内コンタクトレンズ通販ショップはこの高度管理医療機器販売許可をうけたお店ということになります。
コンタクトレンズを販売するにあたっては、医療機器を扱うお店(施設)として構造設備上のみならず、コンタクトレンズを医療機器として品質管理をし、商品の品質苦情などの際は回収も含め原因を究明し品質確保の方法に関し改善することが求められます。また、販売スタッフにはコンタクトレンズに関する情報提供や品質の確保に関する教育訓練の実施が求められます。
高度管理医療機器販売業許可の対象外
海外発送(個人輸入代行)
海外発送の個人輸入で購入される場合には高度管理医療機器の規定からは外れます。
また、コンタクトレンズの個人輸入に関してはコンタクトレンズの個人輸入についての記事やコンタクトレンズの処方箋と薬事法についての記事を参考にしてください。
度なしファッション用カラーレンズ
度数の入らないファッションとして使うカラーレンズ(カラコン)は、高度管理医療機器にはなりません。
これはあくまでおしゃれのための道具になってしますのでファッション雑貨の扱いになります。
当然 このファッション用カラーレンズのみを扱う通販ショップは高度管理医療機器の許可を取る必要はありません。
コンタクトレンズでは日本国内で販売しているコンタクトレンズと海外で販売しているコンタクトレンズでは同じものでも商品名が違う場合があります。
国内で販売されているコンタクトレンズと海外で販売されているコンタクトレンズでは同じものでも名称が違う場合があります。
国内で販売しているコンタクトレンズには、医療用具承認番号というものがあり、厚生労働省の承認番号です。この番号が一致していれば、名称が違う使い捨てコンタクトレンズも同等のものと位置付けることができます。
例えばボシュロムのメダリストプラスは日本で販売商品名ですが、海外ではソフレンズ38という名前で販売しています。商品名が違っても中身は同じ物なので、海外で安い商品を購入しても問題ありません。
また、コンタクトレンズもOEM(Original Equipment Manufacturerの略で違うメーカーが同じ商品を製造販売すること)で作っているものもありますので、メーカーが違う場合でも医療用具承認番号が同じであれば同等品として利用可能です。
例えばフォーカストーリックという商品名がありますが、これはチバビジョンとメニコンが両方同じものを作っているので、どちらか安い方を購入すればお得ですね。
当サイトでは日本国内未発売のコンタクトレンズも紹介していますが、日本のものでないので厚生労働省の承認番号はありません(海外の規格や法律で承認されているもの)。さらに日本で2週間使い捨てコンタクトレンズで承認されているものは通常海外では1ヶ月で承認されていますが、日本の方がコンタクトレンズの寿命に対して厳しく規制されています。ですので、同じ商品名で海外販売の1ヶ月使い捨てレンズは、日本販売の2週間使い捨てレンズと解釈してかまいません。
国内と海外のコンタクトレンズ名称比較表
1日使い捨てコンタクトレンズ
日本国内商品名 | 海外商品名 | 医療用具承認番号 |
ワンデーアキュビュー | ワンデーアキュビュー | 20500BZY00282000 |
ワンデーアキュビューディファイン | ワンデーアキュビューディファイン | 21600BZY00109000 |
ワンデーアキュビューモイスト | ワンデーアキュビューモイスト | 21600BZY00408000 |
フォーカスデイリーズ | フォーカスデイリーズ | 21000BZY00068000 |
フォーカスデイリーズアクア | 新フォーカスデイリーズ | 21000BZY00068000 |
メダリストワンデー | ソフレンズワンデー | 21500BZY00458000 |
メダリストワンデープラス | - | 21700BZY00170000 |
ワンデーアクエア | バイオメディックスワンデー | 21100BZY00044000 |
エルコンワンデー | - | 21700BZY00394000 |
ネオサイトワンデー | - | 21900BZX00946A01 |
1週間使い捨てコンタクトレンズ
日本国内商品名 | 海外商品名 | 医療用具承認番号 |
アキュビュー | アキュビュー | 20300BZY00736000 |
フォーカス1ウィーク(チバビジョン) ニュービュー(メニコン) |
フォーカス1ウィーク(チバビジョン) | 20800BZY00975000 |
2週間使い捨てコンタクトレンズ
日本国内商品名 | 海外商品名 | 医療用具承認番号 |
2ウィークアキュビュー | 2ウィークアキュビュー | 20600BZY00128000 |
アキュビューアドバンス | アキュビューアドバンス | 21800BZY10251000 |
アキュビューオアシス | アキュビューオアシス | 21800BZY10252000 |
フォーカス2ウィーク(メニコン) フォーカス2ウィーク(チバビジョン) |
フォーカスマンスリー(チバビジョン) | 20900BZY00805000 |
14UV(フォーティーンUV) | - | 20900BZY00252000 |
2ウィークファインアルファ | - | 21700BZZ00393000 |
- | バイオメディックス38 | - |
メダリストプラス | ソフレンズ38 | 21700BZY00019000 |
メダリスト2 | ソフレンズ59 | 21600BZY00521000 |
ネオサイト14 | - | 21600BZY00543000 |
- | O2オプティクス | - |
エルコン2ウィーク | - | 20900BZY00079000 |
1ヶ月使い捨てコンタクトレンズ
日本国内商品名 | 海外商品名 | 医療用具承認番号 |
- | アキュビュークリア | - |
O2オプティクス (チバビジョン) | ナイトアンドデイ (チバビジョン) | 21600BZY00383000 |
アイレ30 | - | 20900BZY00016000 |
ビューノⅠ | - | 20900BZY01045000 |
マンスリーファイン | - | 20900BZY00016000 |
乱視用使い捨てコンタクトレンズ
日本国内商品名 | 海外商品名 | 医療用具承認番号 |
ワンデーアキュビュー 乱視用 | ワンデーアキュビュートーリック | 20500BZY00282000 |
デイリーズアクアトーリック | 新フォーカスデイリーズトーリック | 21000BZY00068000 |
2ウィークアキュビュートーリック | - | 20600BZY00128000 |
- | アキュビューアドバンストーリック | - |
フォーカストーリック(チバビジョン) フォーカストーリック(メニコン) |
フォーカストーリック(チバビジョン) | 20900BZY00805000 |
メダリスト66トーリック | ソフレンズ66トーリック | 21100BZY00282000 |
- | バイオメディックストーリック | - |
カラーコンタクトレンズ(カラコン)
日本国内商品名 | 海外商品名 | 医療用具承認番号 |
ワンデーアキュビューカラー | - | 21700BZY00542000 |
フレッシュルックデイリーズ | フレッシュルックデイリーズ | 21000BZY00068000 |
フレッシュルックカラー フレッシュルックカラーブレンド |
フレッシュルックカラー フレッシュルックカラーブレンド |
21200BYZ00439000 |
スーパーカラビュー(ヤマト樹脂) フレッシュカラー(イノバビジョン) |
- | 20900BZY00079000 |
使い捨てコンタクトレンズには、使う期間によって、1日使い捨て、1週間使い捨て、2週間使い捨て、1ヶ月使い捨ての4種類があります
従来のソフトレンズが使用できる期間はおよそ1~2年で寿命ですが、レンズ差や個人差があります。対して、使い捨てタイプは最長の使用期間が決められています。1日タイプ・1週間タイプ・2週間タイプ・1ヶ月タイプがあります。
使い捨てコンタクトレンズは、一度使用したら再利用しないレンズを意味しています。基本的にケアをして再利用するレンズは含みません。しかしケアをしながら再利用して、2週間もしくは1ヶ月で交換するレンズも、一般的に使い捨てタイプに含んでいます。
使い捨てコンタクトレンズは、常に新しいレンズを使用するため、耐久性や汚れ対策を、ほとんど考慮していないため、レンズの厚さを薄くしたり、含水率を上げて酸素透過性を高めた素材が使われています。そのため安全性は従来のソフトレンズよりも高いと言われます。
しかし、1枚当たりのコストが安くても、頻繁に交換するために長期的な使用ではコストが高いですが、利用者が多くなったお陰で、以前より割高感は低くなってきました。
種類 | 1日使い捨て | 1週間使い捨て | 2週間使い捨て | 1ヶ月使い捨て |
毎日のケア | ◎(不要) | ◎(不要) | △(必要) | △(必要) |
眼の優しさ | ◎ | △ | ○ | ○ |
商品の種類 | ○ | △(少ない) | ◎(多い) | △(少ない) |
コスト | △ | ○ | ◎ | ○ |
1日使い捨てコンタクトレンズ
ワンデータイプである1日使い捨てコンタクトレンズとは、1日で使い捨てるタイプです。毎日新しいレンズを使うため、手入れは不要です。目にやさしく、清潔で衛生的です。常に新品なので目のトラブルも減少します。
欠点はコストがかかることでしたが、ここで紹介する激安サイトなどもたくさん出てきてかなりお安く購入することができるようになりました。
1週間使い捨てコンタクトレンズ
ワンウィークタイプの1週間使い捨てコンタクトレンズとは、1週間、寝る時も昼夜を問わず、連続装用するタイプです。1週間毎に新しいレンズと交換するため、いっさい手入れは不要です。
ただし、寝る時もずっとコンタクトレンズをつけておく必要があるため、目に対する負担が大きいです。
2週間使い捨てコンタクトレンズ
ツーウィークタイプ2週間使い捨てコンタクトレンズとは、2週間毎に新しいレンズと交換するタイプです。1週間使い捨てコンタクトレンズとは異なり、毎日外して手入れが必要です。
普通のコンタクトと比べて目にやさしく、また1日使い捨てや1週間使い捨てと比べて非常に経済的です。長期間使うコンタクトレンズよりもレンズの汚れなどからくる眼のトラブルも軽減します。
1ヶ月使い捨てコンタクトレンズ
マンスリータイプの1ヶ月使い捨てコンタクトの使い方は2週間使い捨てコンタクトと同じです。毎日コンタクトをケアし、1ヶ月使ったところで、新しいコンタクトに変えます。
月初から月末まで、というように決めておけば、交換のサイクルが分かりやすいです。
このようなコンタクトレンズのタイプからあなたにぴったりなコンタクトレンズから、コンタクトレンズ通販で一番格安なコンタクトレンズを購入しましょう。
コンタクトレンズの購入する時、必ずしも処方箋の提出は必要ありません
コンタクトレンズの購入でいつも必要な処方箋ってホントに必要なんでしょうか。
答えはノーです。処方箋の提出は薬事法によって義務付けられていません。
しかし、コンタクトレンズ販売店のいくつかは、自主的に処方箋の提出を義務付けているところもありますが、絶対ではないのです。
処方箋提出は絶対ではない
2005年4月に施行された改正薬事法により、コンタクトレンズは高度管理医療機器とされ、高度管理医療機器であるコンタクトレンズの販売には、医療機器販売業の許可が必要とされました。
ですが、処方箋については薬事法上は必要とされていません。
ですので、通販で処方箋なしでコンタクトレンズを購入することができます。
しかし、通販サイトによっては、コンタクトレンズメーカーの方針などにより、処方箋の提出を必要としている場合もあります。
また、医療現場では厚生省の指導のもと医販分離が推進されているので、コンタクトレンズをインターネット通販で格安で購入できます。
医販分離とは、医師は治療や診断に専念し、医療用具の販売は販売店が責任を持って行うというものです。
コンタクトレンズ業界もその流れに沿って医師による診断(処方箋の発行)と医療用品の販売を分離してきているため普通にコンタクトレンズもインターネットなどの通販で簡単に買えるようになってきてるんです。
ですが処方箋不要といっても、購入にあたり、不適切なコンタクトレンズの選択や使用は眼障害につながりますので、本サイトでは眼科医の定期検査を受けることを推奨します。
このように処方箋の有無・消費税の有無などを考慮しながらあなたにあった使い捨てコンタクトレンズを探してみましょう。
使い捨てコンタクトレンズには大きく分けて、1日使い捨てコンタクトレンズ・1週間使い捨てコンタクトレンズ・2週間使い捨てコンタクトレンズ・1ヶ月使い捨てコンタクトレンズと4種類のタイプがあります。
次のページ:使い捨てコンタクトレンズのタイプ比較
コンタクトレンズ個人輸入代行を利用すると、消費税が無料で簡単に海外の格安コンタクトレンズ(日本で販売しているものと同等品)を自宅に直送してくれる。
格安で使い捨てコンタクトレンズを通販で販売している販売店では、発送元が海外となっているものがあります。
そういった場合には、個人輸入扱いとなり、当然消費税なんかも払う必要がありません。
個人輸入とは
個人輸入とは会社やメーカーでなく、あなた個人で商品を海外から送ってもらったり、土産などで海外旅行の帰りに日本の自宅へ持ち帰ったりすることを指します。
海外のお店と直接ネットショップなどの通販で購入する場合、支払いがドルだったり,文章が英語だったりと結構敷居が高くなります。
そのような個人輸入を簡単に手助けしてくれる個人輸入代行サイトを通じて、コンタクトレンズを普通に購入(個人輸入)することができます。
このコンタクト通販比較サイトで紹介しているコンタクトレンズ代行サイトは、日本語表記や円取引などで、日本国内の通販サイトと同じような簡単な手続きでコンタクトレンズを購入することができます。
それらのコンタクトレンズ個人輸入代行サイトで購入すると、海外からあなたの自宅まで直送してくれます。
当然、商品も国内で販売されているものと同じ物ですよ。普通に日本のお店で買っているコンタクトレンズも実は、パッケージは日本語ですが海外から輸入されているものがほとんどです。
パソコンなんかもそのようなもので、台湾や韓国などから輸入したものを、日本語や日本人好みの商品名にして売っているのと同じようなものです。
ですので、コンタクトレンズも海外での商品名称と日本の商品名称が違う場合がありますが、中身は当然同じ物になっています。
コンタクトレンズの個人輸入をする場合の注意点
コンタクトレンズを個人輸入する際には、1度にいくつでも購入していいわけではなく、いくつか注意すべき点があります。
海外旅行などの土産にもウィスキーは2本以上は関税がかかったりといった具合に若干違う部分があるので、頭にいれておきましょう。
- 1回の注文で個人輸入できる数量は両目で2カ月までになります。
詳しくは日本貿易機構(ジェトロ)の「コンタクトの輸入手続について」を参照してください。 - 消費税は課税されません。
- 購入した商品を第3者に譲渡したり販売することはできません。
- 海外から発送されるので、商品が届くまでに1~2週間程度かかります。
- 国内で販売しているものと同じものでも、違った商品名で販売されていることがあります。
- 処方箋提出が必要ないコンタクト販売サイトが大多数
日本貿易機構(ジェトロ)のコンタクト輸入手続についての記事を抜粋
輸入通関関係
「輸入(納税)申告書」にインボイス、B/L、保険明細書等の関係書類を添付して税関へ提出する。その際、薬事法に基づく「厚生労働省確認済輸入届」又は「厚生労働省確認済輸入報告書(薬監証明)」等を提示する必要がある。ただし、個人用として輸入する場合で輸入数量が1ペア(使い捨てコンタクトレンズは2ヵ月分(1週間使用のものは8ペア))であれば薬監証明は必要ない。税関における審査・検査及び納税の後、輸入許可書が交付される。
たまに海外出張があるのですが、出張先で「これをA氏へ渡してください」「これをB氏へ渡してください」などと言われながら沢山の土産を渡され、結局自分で関税を入国手続き場で支払うはめに・・・(涙)
少々多かったりしても、何も言わなかったら意外とすんなりおとがめなく通るんですけどね。
逆に日本から海外へ行く場合にも相手先へのプレゼントでは、「この人にはお酒」「この人には煙草」なんて分散して持っていきます。
なぜ使い捨てコンタクトレンズ個人輸入販売店は激安格安ショップが多いのでしょう?
このサイトで紹介している最安値ランキングが上位のコンタクトレンズ通販店舗は海外輸入代行販売店が圧倒的に多いです。
それは何故でしょうか?答えはこのような理由からなんですね。
- 海外輸入品なら消費税がかからない。
- 全国で販売するのに必要な費用(店舗維持費や人件費などの経費)がかからないので少ない経費ですむ
- 個人輸入代行業務に専念できるので、コンタクトレンズを在庫で持っておく必要もなく管理維持費が非常に少なくてすむ
- インターネットでの注文なので、スムーズに発注・支払い業務がこなせる
商品の価格には簡単には基本的にこんなものが含まれています。
商品の仕入れ+社員の給料+店舗の家賃+光熱費+維持費+管理費=商品の価格
他にもいろいろありますが、世界有数の人件費が高い日本ですので、それらのコストを抑えることができれば一般消費者にもその分お安く提供できるんですよ。
また、世界有数の地価が高い国なので、家賃や在庫をもつための倉庫などの管理・維持費もばかになりません。
そういったものを徹底的に排除して格安なコンタクトレンズを提供してくれるんですね。
コンタクトレンズを購入する際に、処方箋の有無について何度か書きましたが、実際法律上どうなのかについての記事をコンタクトレンズの処方箋・薬事法といったタイトルで紹介していますので確認してみましょう。